いままで英語のタイトルをつけたことがないので、つけてみました。
言わずと知れた「燃えよドラゴン」の「ブルース・リー」のセリフです。
今回の記事にピッタリだと思います。
最近、日本語ほど、1つの単語でたくさんの意味を表す言葉ってなくない?と感じてます。
例えば、以下の会話を見てください。
- ぼく:この石仮面①「いい」ね!
- 店員:ありがとうございます!
- ぼく:試着してみても②「いい」ですか?
- 店員:③「いい」ですよ!
- ぼく:おお・・・カオにちょうど④「いい」ね!コレなんぼなん?
- 店員:19,800円でございます!
- ぼく:ええ・・・⑤「いい」値段するなぁ・・・。
- 店員:⑥「いい」石を使って作られてるんです!
- ぼく:うーん。今回は⑦「いい」かな・・・。
- 店員:残念です。
私がジョジョの石仮面を買いに行った時の会話です。(試着は盛りました。)
自分では買いませんでしたが、誕生日プレゼントで貰いました!
で、会話の中に同じ単語「いい」がたくさん出ました。
明らかに意味が違うことがわかると思います。
この会話が手話の場合、字面に釣られて全て「良い/よい」にすると、カオスになります。
あくまで1例ですが、私が表す場合は以下の手話を使います。
好みもあるので、別の手話でも全然問題ないと思います。
- ①:手話単語「良い/よい」
- ②:手話単語「構わない/かまわない」
- ③:②と同じ
- ④:手話単語「合う/あう」
- ⑤:手話単語「高い/たかい」
- ⑥:手話単語「素晴らしい/すばらしい」
- ⑦:手話単語「遠慮/えんりょ」
というように、日本語に引きずられて手話するのでなく、適切な手話を使います。
どうやって適切な手話を使うの?の答えは「感覚」です。
考えながら手話してるとゆっくりになってしまうので、「考えるな!感じろ!」です。
こういう会話形式の動画もロビンがいたら撮れるのになあ・・・。
さて「感じる」「合う」「合わない」「素晴らしい」「遠慮」の手話は、以下の通りです。
手話単語「考える/かんがえる」
「考える」の解説
「考える」は、手話技能検定5級の手話です。
頭を使って考えている様子を表しています。
「考える」の動画
「考える」の表現方法
- 右手の「人さし指」を「こめかみ」に当てて、グリグリします。
手話単語「感じる/かんじる」
「感じる」の解説
「感じる」は、手話技能検定の対象外の手話です。
頭にピンと来る様子を表しています。
「感じる」の動画
「感じる」の表現方法
- 右手の「人さし指」をこめかみにあてて、ななめ上にはじくようにします。(気が付いたような表情をします。)
「感じる」と同じ手話
- 「勘/かん」
- 「感/かん」
手話単語「合う/あう」
「合う」の解説
「合う」は、手話技能検定5級の手話です。
人さし指がピッタリ合う様子を表しています。
「合う」の動画
「合う」の表現方法
- 両手の「人さし指」を、上下に重ねるようにします。
「合う」と同じ手話
- 「適当/てきとう」
- 「似合う/にあう」
- 「ぴったり」
- 「相応しい/ふさわしい」
手話単語「合わない/あわない」
「合わない」の解説
「合わない」は、手話技能検定3級の手話です。
「合う/あう」の反対で、合わない様子を表します。
「合わない」の動画
「合わない」の表現方法
- 両手の「人さし指」を、上下に近づけるも、重ねないようにします。
「合わない」と同じ手話
- 「似合わない/にあわない」
- 「不適当/ふてきとう」
手話単語「素晴らしい/すばらしい」
「素晴らしい」の解説
「素晴らしい」は、手話技能検定の対象外の手話です。
昔の漫画にありがちな「へへっ」と照れる表現の名残です。
「素晴らしい」の動画
「素晴らしい」の表現方法
- 右手のひらを下にして、鼻の下をこするようにします。
「素晴らしい」と同じ手話
- 「素敵/すてき」
手話単語「遠慮/えんりょ」
「遠慮」の解説
「遠慮」は、手話技能検定4級の手話です。
ジェスチャーに近いですが、手をひっこめる様子を表しています。
「遠慮」の動画
「遠慮」の表現方法
- 両手のひらを前に向けて、自分のほうに動かします。