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否定する手話。

1.否定する手話

他の手話と組み合わせるシリーズの第9弾です。
今回は、否定する手話です。
全く逆の意味にする便利なやつですので、シリーズ上で最もよく使うかもしれません。

手話単語「無い/ない」②

「無い」の解説

「無い」は、手話技能検定5級の手話です。
手を振って否定する様子を表しています。

「無い」の動画

「無い」の表現方法

  1. 右手の「手のひら」を左に向けて、指先を上にします。
  2. 右手を左右に2回振ります。

2.まずは3単語

この「無い」を、別の手話と組み合わせます。
そうすることで、「XXではない」という意味として使うことができます。

例として、「思う」「答える」「痛い」を挙げます。
まずは「思う」「答える」「痛い」をそれぞれ単体で表します。

手話単語「思う/おもう」

「思う」の解説

「思う」は、手話技能検定6級の手話です。
頭の中で思っている様子を意味しています。

「思う」の動画

「思う」の表現方法

  1. 右手の「人さし指」を立てて、こめかみを指さします。

手話単語「答える/こたえる」

「答える」の解説

「答える」は、手話技能検定5級の手話です。
大きな声を発して答えている様子を表しています。

「答える」の動画

「答える」の表現方法

  1. 両手の「手のひら」を相手に向けて、「親指、人さし指」を立てます。
  2. 両手を、前に動かします。

「答える」と同じ手話

  • 「報告/ほうこく」

手話単語「痛い/いたい」

「痛い」の解説

「痛い」は、手話技能検定5級の手話です。
痛い表情で、痛い箇所で表現するとポイント高いです。
動画では、(単純に)痛い、頭が痛い、左腕が痛い、の順に手話しています。

「痛い」の動画

「痛い」の表現方法

  1. 右手の「手のひら」を上に向けて、「五指」を折り曲げます。
    (この時、手を痛い箇所のソバに構えると、痛い箇所を伝えることができます。)
  2. 右手を、その場で揺らします。

3.「XXではない」という意味で使うために

「XXではない」という意味で使うために、「無い」の手話を後ろに付けます。
すると、

「思う」+「無い」の組み合わせで、「思わない」

「答える」+「無い」の組み合わせで、「答えない」

「痛い」+「無い」の組み合わせで、「痛くない」

となります。

このように、組み合わせた手話をパワーアップさせることができます。
例として挙げたのは3つだけですが、色々な組み合わせを楽しみましょう。

手話単語「XXではない」

「XXではない」の解説

「XXではない」は、手話技能検定の対象外の手話です。
単体では、「無い」ですが、他の手話と合わせて「XXではない」となります。
なお「XX」の部分は、通じる程度に途中でキャンセルする感じで行うとグッドです。
動画では、思わない、答えない、痛くない、の順に手話しています。

「XXではない」の動画

「XXではない」の表現方法

  1. 「XX」を手話します。
    1. 「XXではない」のXX部分を手話します。
  2. 「ではない」を手話します。
    1. 右手の「手のひら」を左に向けて、指先を上にします。
    2. 右手を左右に2回振ります。
To Be Continued

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