「ちょっとコレやっといてくれる?」
普段生活している中で、自分以外の人間から、依頼されることがあります。
仕事では上司や先輩から、プライベートでは奥さんや、はたまたお母さんから、振られたあまたのミッションをこなす必要があります。
依頼された時、自分の返事がないと、相手は「引き受けたくれたのか?」が分かりません。
相手から投げられたボールをちゃんと受け取りましたよ、という意思表示をするためにハッキリ答えましょう。
依頼内容が分からない場合は、ちゃんと聞きましょう。
言われて無言で動き始める人はいないと思いますが・・・。
では答えるときは、なんて答えたらよいのでしょうか。
「私は一向に構わん!」「いいですよ!」「オッケー!」「わかりました!」「合点承知の助!」
すべて了承しているのですが、微妙にニュアンスが異なります。
手話の場合、複雑にニュアンスを変える場合は、口形や、表情、感情の込め方でコントロールすることが多いのですが、了承系の手話はバリエーションが豊富です。
了承系とかいう単語は、今私が作りましたが、流行るかしら・・・。
さて「構わない」「分かった」「分からない」「OK」「駄目」「ちょっとまって」の手話は、以下の通りです。
手話単語「構わない/かまわない」
「構わない」の解説
「構わない」は、手話技能検定6級の手話です。
快諾するために、爽やかな表情が望ましいです。
「構わない」の動画
「構わない」の表現方法
- 右手の「小指」を立てて、あごを2回たたきます。
「構わない」と同じ手話
- 「いいですよ」
手話単語「分かった/わかった」
「分かった」の解説
「分かった」は、手話技能検定5級の手話です。
飲み込めた様子を表しています。
「分かった」の動画
「分かった」の表現方法
- 右手のひらを胸に当てて、下に動かします。
手話単語「分からない/わからない」
「分からない/わからない」の解説
「分からない」は、手話技能検定5級の手話です。
飲み込めない様子を表しています。
「分からない/わからない」の動画
「分からない/わからない」の表現方法
- 右手のひらで右胸を上に2回払うようにします。
手話単語「OK/オッケー」
「OK」の解説
「OK」は、手話技能検定6級の手話です。
一般的なオッケーのジェスチャーと同じです。
「OK」の動画
「OK」の表現方法
- 右手のひらを前にむけます。
- 右手の「親指、人さし指」の指先をくっつけます。
手話単語「駄目/だめ」
「駄目」の解説
「駄目」は、手話技能検定4級の手話です。
「いいね!」のジェスチャーによく似ていますが、手話の場合は、野球の「アウト!」と同じ意味で使います。
「駄目」の動画
「駄目」の表現方法
- 右手の「親指」を立てて、肩のななめ上で構えます。
- 右手をななめ下に突き出します。
手話単語「ちょっとまって」
「ちょっとまって」の解説
「ちょっとまって」は、手話技能検定の対象外の手話です。
「少し/すこし」+「待つ/まつ」の組み合わせです。
「ちょっとまって」の動画
「ちょっとまって」の表現方法
- 「少し」を手話します。 https://youtu.be/wgEjNR7Xj3Q
- 「待つ」を手話します。 https://youtu.be/yjyC6qn2Zac