「時」の手話表現について、過去に記事を書かせて頂きました。
「時」の手話表現の基本!
要約すると、自分から見て「後ろが過去」「前が未来」です、という事を書いています。
この考え方は「年」単位でも同じです。
さて「年」単位の「時」の手話表現は、以下の通りです。
手話単語「今年/ことし」
「今年」の解説
「今年」は、手話技能検定の対象外の手話です。
「現在/げんざい」+「年/ねん」の組み合わせです。
「今年」の動画
「今年」の表現方法
- 「現在」を手話します。
- 両手の「手のひら」を下に向けて、指先を前にします。
- 両手の「手のひら」で、目の前を押さえつけるようにします。
- 「年」を手話します。
- 左手の「手のひら」を自分に向けて、グーにします。
- 右手の「人さし指」を立てて、左手の上にくっつけます。
手話単語「X年/Xねん」
「X年」の解説
「X年」は、手話技能検定3級の手話です。
「1560年に桶狭間の戦いがあった」など、その年を単体で使う時に使います。
「社会人になってから3年」など、期間の長さを表す時に使うのは誤りです。
動画では、1973年、2016年、2112年、の順に手話しています。
それぞれ、ドラえもんのテレビアニメが始まった年のこと、今年のこと、ドラえもんの誕生年のことです。意味はないです。
「X年」の動画
「X年」の表現方法
- 右手で、「X年」に応じた指文字の数字を表します。
- 左手の「手のひら」を自分に向けて、グーにします。
- 右手の指はそのままで、左手の上にくっつけます。
手話単語「X年/Xねん」(期間)
「X年」(期間)の解説
「X年」は、手話技能検定3級の手話です。
「社会人になってから3年」など、期間の長さを表す時に使います。
「1560年に桶狭間の戦いがあった」など、その年を単体で使う時に使うのは誤りです。
動画では、1年、2年、3年、の順に手話しています。
「X年」(期間)の動画
「X年」(期間)の表現方法
- 左手の「手のひら」を自分に向けて、をグーにします。
- 右手で「X年」に応じた指文字の数字を表します。
- 右手の指をそのままの状態で、左手の周り縦方向にグルリと回すようにします。
- 右手の指はそのままで、左手の上にくっつけます。
手話単語「X年前/Xねんまえ」
「X年前」の解説
1年前「去年/きょねん」は、手話技能検定6級の手話です。
「年/ねん」+「X日前/Xにちまえ」の組み合わせです。
動画では、去年、一昨年/おととし、3年前、の順に手話しています。
「X年前」の動画
「X年前」の表現方法
- 「年」を手話します。
- 左手の「手のひら」を自分に向けて、グーにします。
- 右手の「人さし指」を立てて、左手の上にくっつけます。
- 「X日前」を手話します。
- 右手で、日数に応じた指文字の数字を表します。
- 右手を、そのまま後ろへ投げるようにします。
手話単語「X年後/Xねんご」
「X年後」の解説
1年後「来年/らいねん」は、手話技能検定6級の手話です。
「年/ねん」+「X日後/Xにちご」の組み合わせです。
動画では、来年、再来年/さらいねん、3年後、の順に手話しています。
「X年後」の動画
「X年後」の表現方法
- 「年」を手話します。
- 左手の「手のひら」を自分に向けて、グーにします。
- 右手の「人さし指」を立てて、左手の上にくっつけます。
- 「X日後」を手話します。
- 右手で、日数に応じた指文字の数字を表します。
- 右手を、そのまま前へ投げるようにします。
手話単語「毎年/まいとし」
「毎年」の解説
「毎年」は、手話技能検定5級の手話です。
「毎日/まいにち」+「年/ねん」の組み合わせです。
「毎年」の動画
「毎年」の表現方法
- 「毎日」を手話します。
- 両手の「親指、人さし指」を立てて、指先を向かい合わせにします。
- 両手を、クルクルと2回転させます。
回す方向は、下→前→上→手前、です。
- 「年」を手話します。
- 左手の「手のひら」を自分に向けて、グーにします。
- 右手の「人さし指」を立てて、左手の上にくっつけます。
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