日本には「対応手話」と「日本手話」があります。
「対応手話」は、「日本手話」を頑張って「日本語」に当てはめたものです。
当然「日本手話」にない単語は当てはめられません。
「日本手話」は、独自に発展した言語です。
「英語」「フランス語」「中国語」と同じです。
なので「日本語」にあるけど「日本手話」にない単語があったりします。
例えば「馬/うま」です。
英語だと「horse」で、これは「手話」もあります。
次に「骨/ほね」です。
英語だと「bone」で、これも「手話」はあります。
そして「馬の骨/うまのほね」です。
これは「英語」にも「日本手話」にもありません。
直訳して「Horse bone」とすると別の意味になってしまいます。
もちろん「馬」「骨」と手話しても、別の意味になってしまいます。
「日本語」独特の言い回しなので、そのままだと馬の体内にある骨のことになります。
「馬の骨」とは、素性の解らない者をあざけっていう言葉です。
なので手話で表す場合は「誰/だれ」を使います。
ただし表現は人によって違うと思います。
必ずしも全ての「日本語」を手話で表すことができないことを理解しておきましょう。
ちなみに最近は「日本手話」より「対応手話」を使う人のほうが増えているので、単語の羅列でも通じる人はいます。
さて「誰」「骨」「馬の骨」の手話は、以下です。
手話単語「誰/だれ」②
「誰/だれ」の解説
「誰」は、手話技能検定6級の手話です。
見えない人と聞こえない人が、同じ学校で勉強していた時代に、お互いの顔を触りあって誰なのかを確認していた名残だそうです。
「誰/だれ」の動画
「誰/だれ」の表現方法
- 右手の「四指」の背を頬につけてて、前に動かします。
「誰/だれ」と同じ手話
- 「何方/どなた」
手話単語「骨/ほね」
「骨」の解説
「骨」は、手話技能検定2級の手話です。
人体の一番大きな「胸骨/きょうこつ」を表します。
「骨」の動画
「骨」の表現方法
- 両手の「五指」を折り曲げて、胸の内側と外側を軽くタッチします。
手話単語「馬の骨/うまのほね」①
「馬の骨」の解説
「馬の骨」は、手話技能検定の対象外の手話です。
「誰/だれ」という手話です。(表現は人によって違うと思います。)
「馬の骨」の動画
「馬の骨」の表現方法
- 右手の「四指」の背を頬につけて、2回すります。
手話単語「馬の骨/うまのほね」②
「馬の骨」の解説
「馬の骨」は、手話技能検定の対象外の手話です。
「誰/だれ」という手話です。(表現は人によって違うと思います。)
「馬の骨」の動画
「馬の骨」の表現方法
- 右手の「四指」の背を頬につけてて、前に動かします。