何を隠そう、手話ちゃんは生粋の大阪人です。
今は東京にいますが、30年住んでいた実績があります。
東京に来て、通じなかった大阪の単語があるので紹介します。
まず「しな」です。
これは「途中」という意味で使います。
「行きしなに買ってから行くわ」
「帰りしなに寄ってくわ」というような感じです。
こういう「しな」=「途中」のよう「言い換えることができる単語ならいいのですが、そもそも言い換えられない単語もあります。
代表的なものは「げら」です。
「笑いの沸点が低く、何しても笑う人」という意味です。
他には「いらち」があります。
これは「気が短く、すぐにイライラする人」という意味です。
さらに「はみご」もあります。
「仲間はずれにされる人」という意味があります。
このように言い換えできない単語は、実は手話にもあります。
例えば「吸収」がそうです。
他の手話が「吸収すること」を表すため「吸収」そのものの手話は表しません。
例えば、体にエネルギーを吸収するときは「栄養/えいよう」と表します。
手話単語「栄養/えいよう」
頭に知識として吸収する場合は「覚える/おぼえる」と表します。
手話単語「覚える/おぼえる」
技術を吸収するときは技術を吸収するときは「癖/くせ」と表します。
手話単語「癖/くせ」
さて「癖」「省略」の手話は、以下です。
手話単語「癖/くせ」
「癖」の解説
「癖」は、手話技能検定2級の手話です。
手に覚えさせる様子を表しています。
「癖」の動画
「癖」の表現方法
- 左手のひらを下に向けて、指先を右にします。
- 開いた右手を握りながら、左手の甲へ、降ろし打ち付けます。
手話単語「省略/しょうりゃく」
「省略」の解説
「省略」は、手話技能検定の対象外の手話です。
余分なモノを削り落とす様子を表しています。
「省略」の動画
「省略」の表現方法
- 両手のひらを前に向けて、指先を上にします。
- 左手はそのままで、右手のひらを下に向けます。