まず、以下の映像を観て下さい。
アメリカのニューオーリンズで10日間に渡り開催された巨大音楽フェス「ジャズ・フェス」での様子です。
「ジャズ・フェス」プロの手話通訳士が何名も派遣されていて、聴覚障害者も楽しめる何ともユニバーサルなイベントとしても知られています。
日本ではまずお目にかかることはない光景です。
ラップに合わせてノリノリで手話する、音楽の手話通訳士さん。
以前は歌詞の通訳に集中しすぎて、メロディーや歌の雰囲気は無視されていたのですが「それでは音楽を楽しめない」と考えて、工夫を重ねて現在のスタイルになったそうです。
聴こえる人も、聴こえない人も、同じように楽しめる、そんなユニバーサルなイベントが広がっていけばいいですね。
ただ、今の日本では無理だと思います。
音楽の手話通訳は予習に50~80時間を必要とするらしく、コスト的に不可能だと思います。
予習10日分+フェス10日分+維持+管理費と考えると、1回の派遣で、最低サラリーマンの月収相当の報酬は貰わないとキツイので、人的コストが非現実的です。
さて「士」「手話通訳士」「音楽」「ユニバーサル」「デザイン」の手話は、以下の通りです。
手話単語「士/し」
「士」の解説
「士」は、手話技能検定の対象外の手話です。
「なんとか士」などの時は、大体この手話を使います。
「士」の動画
「士」の表現方法
- 右手を指文字「し」にして、左胸に当てます。
手話単語「手話通訳士/しゅわつうやくし」
「手話通訳士」の解説
「手話通訳士」は、手話技能検定の対象外の手話です。
「手話/しゅわ」+「通訳/つうやく」+「士/し」の組み合わせです。
「手話通訳士」の動画
「手話通訳士」の表現方法
- 「手話」を手話します。 https://youtu.be/24N6MF990vQ
- 「通訳」を手話します。 https://youtu.be/_Fck2ta1vO0
- 「士」を手話します。 https://youtu.be/OIHx2U4boCw
手話単語「音楽/おんがく」
「音楽」の解説
「音楽」は、手話技能検定4級の手話です。
指揮棒を振り回している様子を表しています。
「音楽」の動画
「音楽」の表現方法
- 両手の「人さし指」を立てます。
- 両手を左右に曲線を描くように2回振ります。
手話単語「ユニバーサル」
「ユニバーサル」の解説
「ユニバーサル」は、手話技能検定の対象外の手話です。
アルファベットの「U」が、多くの人に広がっていく様子を表しています。
「ユニバーサル」の動画
「ユニバーサル」の表現方法
- 両手の「人さし指、中指」を立てて、それぞれ左右に2回動かします。
手話単語「デザイン」
「デザイン」の解説
「デザイン」は、手話技能検定の対象外の手話です。
大きな紙の上で、手の位置を変えながらデザインしている様子を表しています。
「デザイン」の動画
「デザイン」の表現方法
- 両手のひらを下に向けて、指先を向かい合わせにします。
- 両手のひらを交互に前後に動かします。
「デザイン」と同じ手話
- 「デザイナー」