今回は、手話をする上での、心構えを伝授してもらったので、備忘録として残します。
手話をする上で、動きが早ければ早いほど良い、と勘違いしがちな人がいます。
もちろん読み取り能力が優れている相手であれば、問題ないのですが、そうでない人の方が多いです。
そもそも手話を学んできた文化が違うので、通じる手話も当然違うわけです。
自分の手がサクサク動くと、上達しているのが実感できるので気持ちは分かりますが、相手が読み取れないと独りよがりの手話になってしまいます。
悲しいですが。
遅いのは別に問題ありません。
むしろ遅い方が、読み取りしやすいというメリットが生まれます。
(たまに生き急いでいる、めっちゃ早くして欲しいような人もいますが・・・。)
早いよりも丁寧にゆっくり、を心がけましょう。
重要なことは、ひとつの手話ごとに相手の反応を見つつ、次の手話にうつることです。
また、ゆっくりと手話する時に、オタオタしながら手話してしまうと「下手くそ」と悪印象を与えてしまい論外ですが、ひとつひとつ丁寧にゆっくり手話すると「手話上手っ!」と好印象を与える事ができます。
早く動かさなくてもいい代わりに、焦らず丁寧に手話しましょう。
さて「早い」「遅い」「上手」「下手」の手話は、以下の通りです。
手話単語「早い/はやい」
「早い」の解説
「早い」は、手話技能検定5級の手話です。
「早い」の手話ですので、手首のスナップを効かせて早く動かしましょう。
「早い」の動画
「早い」の表現方法
- 右手を握り拳にして、やや右に構えます。
- 右手の「人さし指、親指」を立てて、左に弾くように動かします。
「早い」と同じ手話
- 「急行/きゅうこう」
- 「素早い/すばやい」
- 「速い/はやい」
手話単語「遅い/おそい」
「遅い」の解説
「遅い」は、手話技能検定5級の手話です。
「遅い」の手話ですので、ゆっくりと手を動かしましょう。
「遅い」の動画
「遅い」の表現方法
- 両手の「親指、人さし指」を立てて、「人さし指」の指先を向かい合わせます。
- 両手を、ゆっくりと左から右へ山なりに動かします。
「遅い」と同じ手話
- 「のろい」
- 「ゆっくり」
手話単語「上手/じょうず」
「上手」の解説
「上手」は、手話技能検定4級の手話です。
腕が良いことを表しています。
「上手」の動画
「上手」の表現方法
- 左手のひらを下に向けて、握り拳にします。
- 右手のひらで左腕をなでます。
手話単語「下手/へた」
「下手」の解説
「下手」は、手話技能検定4級の手話です。
腕が悪いことを表しています。
「下手」の動画
「下手」の表現方法
- 左手のひらを下に向けて、握り拳にします。
- 右手のひらで左腕をたたきます。