人名を手話する時の、コツというか、考え方というか、そんな感じのことを紹介します。
それほど難しくなく、手話にある程度慣れてくると「1.漢字そのものの手話を使って表す」「4.指文字を使って表す」は自然にできるようになります。
「3.有名人の特徴を使って表す」は、知らないと通じないので覚えるようにしましょう。
漢字そのものの手話を使って表す
これがもっともオーソドックスな表現方法です。
名前を構築する漢字を、それぞれ手話するだけの方法です。
例えば「田村/たむら」さんを表す場合は、「田/た」と「村/むら」で表します。
手話単語「田村/たむら」
「田村」の解説
「田村」は、手話技能検定の対象外の手話です。
「田/た」+「村/むら」の組み合わせです。
「田村」の動画
「田村」の表現方法
- 「田」を手話します。 https://youtu.be/NjZYDtbEZKo
- 「村」を手話します。 https://youtu.be/UgEoTqp_pi8
同じ「音/おん」の手話を使って表す
次に、同じ「音/おん」の手話を使う表現方法です。
ダジャレに近い感じですが、例えば「佐藤/さとう」さんを「砂糖/さとう」と表します。
人名に限らず、手話はフリーダムな部分が多いです。
手話単語「佐藤/さとう」
「佐藤」の解説
「佐藤」は、手話技能検定の対象外の手話です。
ダジャレですが、「佐藤」と同じ音の「砂糖」を使います。
「佐藤」の動画
「佐藤」の表現方法
- 右手のひらを口の前に構えて、2回まわします。
「佐藤」と同じ手話
- 「甘い/あまい」
有名人の特徴を使って表す
有名人と同じ苗字の人は幸運です。
有名な人は、その人自体が手話になっている為、そのまま使うことができます。
たくさんありますが、「加藤」「佐々木」「斎藤」を取り上げます。
「ウサイン・ボルト」さんの弓を引くようなポーズや、「武藤敬司/むとうけいじ」さんのプロレスLOVEのポーズも、手話として使うことができます。 NHKの手話ニュースで実際に表現されたりしています。
手話単語「加藤/かとう」
「加藤」の解説
「加藤」は、手話技能検定3級の手話です。
「加藤清正/かとうきよまさ」が槍を使う様子を表しています。
「加藤」の動画
「加藤」の表現方法
- 両手の「人さし指」を立てて、指先をななめ前にします。
- 両手で突き刺すように前に動かします。
手話単語「佐々木/ささき」
「佐々木」の解説
「佐々木」は、手話技能検定3級の手話です。
「佐々木小次郎/ささきこじろう」が、背中の長刀を抜く様子を表しています。
「佐々木」の動画
「佐々木」の表現方法
- 右手を握り拳にして、右肩の後ろから刀を抜くようにします。
手話単語「斎藤/さいとう」
「斎藤」の解説
「斎藤」は、手話技能検定の対象外の手話です。
斎藤道三のあごひげを表しています。
「斎藤」の動画
「斎藤」の表現方法
- 右手の「人さし指、中指」を立てて、あごを2回こするようにします。
指文字を使って表す
残念ながら上記1~3に当てはまらない場合は、指文字を使って表します。
よく分からない場合はとりあえず指文字を使うようにすれば問題ないです。
基本的に手話使いはみんな優しいので、上記1~3に当てはまる場合は教えてくれます。
手話単語「久保/くぼ」
「久保」の解説
「久保」は、手話技能検定の対象外の手話です。
指文字「く」+指文字「ぼ」の組み合わせです。
「久保」の動画
「久保」の表現方法
- 指文字「く」を手話します。
- 指文字「ぼ」を手話します。