せっかく「手話」を勉強するので、試験について調べてみました。
「手話」に関連する試験には、どんなものがあるのでしょうか。
手話に関連する試験は、2つに大別する事ができます。
・等級試験(自分のレベルを図るために受ける試験)
・手話通訳の資格試験(手話通訳士、手話通訳者、手話奉仕員)
手話通訳の仕事をする上で資格取得は必須ではないですが、「手話通訳の資格試験」は、合格すれば確かなスキルを持っていることの証明になります。
手話関連の試験その1「手話技能検定」
7級~1級の等級があり、自分のレベルを図る事ができます。
ふくろうの「合格ピンバッチ」が購入可能です。
主催
特定非営利活動法人 手話技能検定協会
受験資格
誰でも受験できる
試験時期
1級は7月頃、2級は11月頃、その他は3月頃&9月頃
検定の行われ方(7級)
「在宅試験」のため、日程および会場の設定はなくて、いつでも受験できます。
検定の行われ方(6級、5級、4級、3級、準2級、準1級)
筆記試験。
・テレビ画面に提示される手話を見て文書の設問に答えます。
検定の行われ方(2級)
実技試験「課題文表現」「質疑応答」
・1つの課題文を「日本手話」あるいは「日本語対応」で表現します。
・面接で質疑応答を行います。
検定の行われ方(1級)
実技試験「ディスカッション」と「課題文表現」
・提示されたテーマについて、4~8人のグループでディスカッションします。
・2つの課題文のうち1つを「日本手話」で表現します。
・課題文のもう1つを「日本語対応手話」で表現します。
詳細はこちら(http://www.shuwaken.org/)
手話関連の試験その2「全国手話検定試験」
5級~1級の等級があり、自分のレベルを図る事ができます。
主催
社会福祉法人 全国手話研修センター
受験資格
誰でも受験できる
試験時期
毎年10月頃
検定の行われ方(5級、4級、3級)
筆記試験「手話の読み取り試験」(マークシート)と実技試験「スピーチ試験」「面接試験」を行います。
・テレビ画面に提示される手話を見て文書の設問に答えます。
・示されたテーマにそって手話でスピーチを行います。
・面接委員の手話での質問に手話で応答します。
検定の行われ方(2級、準1級、1級)
筆記試験「手話の読み取り試験」(マークシート)と実技試験「スピーチ試験」「面接試験」を行った上で、「筆記試験」も行います。
・テレビ画面に提示される手話を見て文書の設問に答えます。
・示されたテーマにそって手話でスピーチを行います。
・面接委員の手話での質問に手話で応答します。
・2級は「4肢択一方式」、準1級は「選択式穴埋め」1級は「小論文」
詳細はこちら(http://kentei.com-sagano.com/)
手話関連の試験その3「手話通訳士」(手話通訳技能認定試験)
厚生労働省が認定する公的資格。
手話関連の最強の資格試験。
本試験に合格して、登録を行う事で、「手話通訳士」を名乗る事ができます。
主催
社会福祉法人 聴力障がい者情報文化センター
受験資格
20歳(受験日の年度末までに20歳に達する者を含む)以上の者
試験時期
毎年10月頃
試験の行われ方
学科試験
・障がい者福祉の基礎知識
・聴覚障がい者に関する基礎知識
・手話通訳のあり方
・国語
実技試験
・聞取り通訳(音声による出題を手話で解答)
・読取り通訳(手話による出題を音声で解答)
詳細はこちら(http://www.jyoubun-center.or.jp/slit/)
手話関連の試験その4「手話通訳者」(手話通訳者全国統一試験)
各都道府県が開催する「手話通訳者養成講座」を受講する必要があります。
手話通訳者全国統一試験に合格した後、各都道府県の独自審査に合格すると「都道府県認定の手話通訳者」となります。
主催
社会福祉法人 全国手話研修センター
受験資格
「手話通訳者養成課程」修了者もしくは同等の知識及び技術を有する者
試験時期
毎年12月頃
試験の行われ方
筆記試験
・手話通訳者に必要な基礎知識
・国語
実技試験
・手話の要約試験(筆記)
・場面通訳試験(場面における聞き取り及び読み取り通訳)
詳細はこちら(http://www.com-sagano.com/)
手話関連の試験その5「手話奉仕員」
資格試験は特にない。
市町村の手話奉仕員になるためには、市町村が実施する手話奉仕員養成講座の修了が必要。
手話奉仕員養成講座は入門課程と基礎課程に分かれており、基礎課程を修了して、登録すると手話奉仕員となります。
いかがでしょうか。
私は「手話使い」と会話ができるようになるという目的で手話を勉強しているわけで「試験に合格する」事が目的ではないですが、力試しに「手話技能検定」もしくは
「全国手話検定試験」を受験しつつ、最終的に「手話通訳士」がとれたらいいなと考えています。
さて「試験」の手話は、以下の通りです。
手話単語「試験/しけん」
「試験」の解説
「試験」は、手話技能検定4級の手話です。
競い合っている様子を表します。
「試験」の動画
「試験」の表現方法
- 両手をの「親指」を立てて、「親指」の腹を向かい合わせにします。
- 両手を、交互に2回上下させます。
「試験」と同じ手話
- 「テスト」