「日本語対応手話」と「日本手話」の違いのひとつに、「語彙/ごい」があります。
「日本語対応手話」は、日本語に手話をあてはめて表すだけです。
そのため、「単語」があるだけで「語彙」はありません。
しかし、「日本手話」には「語彙」があります。
ひとつ例です。
- 右手の「親指、小指」を立て、「小指」を下にして「親指」を鼻に付けます。
- 下に動かしつつ、マイケル・ジャクソンよろしく「ポゥ!」と言います。
(声は出さなくていいです。)
1のまま終わると「得意/とくい」になります。
これは「単語」ではないので、単体では日本語に訳すことができません。
同じ動きでも、前後の話の繋がりや、表情によって意味が変わるからです。
例えば以下のような意味で使います。
- 驚き「よくできるな!」
- やりかた「どうやって?」
- 褒める「すごい」
日本語でいうところの「ヤバイ」くらい色々な使い方をします。
挙げたのが全てではないので、手話使いとの会話をたくさん経験して知識を広げて下さい。
さて、例に挙げたものを動画にしました。
一番大事なのは「表情」ですので、普段会話するときと同じく感情を顔に出してください。
動画は、字幕なしバージョンから始まり、その後字幕ありバージョンにしました。
スローペースにしましたので、読み取りしてみてください。
手話短文(驚き)
(驚き)の動画
動画に登場した手話たち
手話短文(どうやって)
(どうやって)の動画
動画に登場した手話たち
手話短文(褒める)
(褒める)の動画
動画に登場した手話たち
手話単語「お前/おまえ」
「お前」の解説
「お前」は、手話技能検定の対象外の手話です。
話し相手を指さします。
「お前」の動画
「お前」の表現方法
- 右手の「人さし指」を立てて、前を指さします。
「お前」と同じ手話
- 「君/きみ」
- 「貴方/あなた」
手話単語「鍛える/きたえる」
「鍛える」の解説
「鍛える」は、手話技能検定の対象外の手話です。
大胸筋が鍛えられている様子を表します。
「鍛える」の動画
「鍛える」の表現方法
- 両手を握り拳にして、両胸を同時に2回たたきます。
「鍛える」と同じ手話
- 「鍛える/きたえる」
- 「訓練/くんれん」
- 「トレーニング」