手話の「読み取り」について、どうやって鍛えるべきなのか?というご質問を頂きました。
そこで、私はどうやって勉強しているのかをまとめてみました。
私も勉強中なので、良い方法があれば教えてほしいです。
手話サークルに顔を出す!
1つ目は「手話サークル」に顔を出すことです。
いきなり実践で覚えてしまおうという作戦ですね。
はじめは手話単語を適当に組み合わせてカタコトでしか話せなくても、すぐにヌルヌルと手が動くようになると思います。
日本語と同じで人の数だけクセがあるので、色んな人の手話に触れて経験値を稼ぎます。
生の手話に触れることで、著しくレベルアップしますので、強くオススメします。
だいたい週に1回のところが多いですが、月に1回のところもあります。
もしかしたら定期的に通うことがネックだと考えている人もいるかもしれませんが、手話を覚えてくれる人を増やしたい人はメチャクチャ多いので、可能な範囲で通っていいよと言ってくれると思います。
YouTubeで動画を観る!
2つ目は「YouTube」で動画を観ることです。
個人的には、NHKの手話ニュースが、字幕もついていていオススメです。
ただ眺めているだけでは身につかないので、以下のポイントをおさえるようにします。
(1)「単語」でなく「文」単位で観る
いうまでもなく「日本語」と「手話」は別の言語です。
さらに言語の歴史も違い単語数もダンチですので「日本語」をそのまま「手話」にするという作業は、ストレートにいかないことがほとんどです。
ですので、「文」をどういう単語の組み合わせで表現するか、をよく見ましょう。
すごく勉強になると思います。
この「字幕」に対して、なんでこの「手話」?という疑問は、手話サークルでの会話のネタにしましょう。
Aという単語はBという意味の単語でもあるということがわかるかもしれません。
もしくは、ある組み合わせで力を発揮する手話なのかもしれません。
(2)わからなくても完コピする
とりあえず、意味が分からなくても動画の手話使いの動きを完コピします。
わからなくても、手を動かすことで、手話に手を慣らします。
そして、手話サークルで、この手話なに?と聞くのです。
上記(1)(2)で共通して手話サークルで会話のネタにすると書きました。
せっかく参加させて頂くので、少しでもレベルアップするんだという姿勢を見せることで協力を得やすくするということです。
手話はやればやるほどレベルアップするので、頑張りましょう!
さて「読み取り」の手話ですが、「情報」の手話の派生型ですので、一緒に手話します。
手話単語「情報/じょうほう」
「情報」の解説
「情報」は、手話技能検定3級の手話です。
話が耳から入ってくる様子を表しています。
「情報」の動画
「情報」の表現方法
- 右手の「親指」と「四指」を向かい合わせにして、右上で構えます。
- 右手を、空中で物を掴むようにして2回「耳」に寄せます。
手話単語「読み取る/よみとる」
「読み取る」の解説
「読み取る」は、手話技能検定3級の手話です。
「情報/じょうほう」の手話の派生型で、目から情報を得る様子を表します。
「読み取る」の動画
「読み取る」の表現方法
- 右手の「親指」と「四指」を向かい合わせにして、右上で構えます。
- 右手を、空中で物を掴むようにして2回「目」に寄せます。