今日は「Hand Sign/ハンドサイン」についてです。
「Hand Sign/ハンドサイン」公式サイト
FUJIPACIFIC MUSIC所属のアーティストで、西田隆人、SHINGO、TATSU、OzA、JiNの5人からなる手話パフォーマンスグループです。
日本初の全日本ろうあ連盟公認として、第23回夏季デフリンピックの公式応援ソングも担当するそうです。
Hand Signの代表曲は「僕が君の耳になる」です。
公開2週間で100万回再生突破していて、結構知っている人も多いかも?
聞こえない女性と聞こえる男性の恋愛の実話を基にしたラブソングです。
この人たちのライブを観に行ったことがありますが、結構すごいです。
聞こえる人も、聞こえない人も、一緒に楽しめるようなステージになっていました。
具体的には、歌いながらダンスするのですが、ダンスの中に手話を取り込みつつ、後ろで字幕を流す、ということをしていました。
健聴者には歌とダンスで、聾者にはダンスと手話で、難聴者にはダンスと字幕で、それぞれ音楽を伝えているということです。
(もちろん手話が分かる聴者・難聴者は手話も。)
聞こえない人がみんな手話が分かるか、というとそうではありません。
育ってきた環境によっては、手話を必要としないコミュニケーション手段を持つ人もいるので、必ずしも手話が使えるわけではありません。
じゃあ字幕さえあればいいのでは、というのも違っていて、手話を母語とする人の中には日本語の文章自体が苦手な人もいます。
(日本手話と日本語は文法が大きく違うため。)
ので、どちらも取り入れていると、どんな聞こえの人も楽しませることができるんじゃないかなと思っています。
そういう想いが込められているのかがあるのかはわかりませんが、取り入れているので素晴らしかったです。
また機会を作って、観に行きたいと思います。
さて「人々」「聴者」「難聴者」「聾者」の手話は、以下の通りです。
手話単語「人々/ひとびと」
「人々」の解説
「人々」は、手話技能検定6級の手話です。
親指が男性、小指が女性で、たくさんいる様子を表しています。
「人々」の動画
「人々」の表現方法
- 両手の「親指、小指」を立てて、胸の前で構えます。
- 両手を振りながら、それぞれ左右に動かします。
「人々」と同じ手話
- 「人達/ひとたち」
手話単語「聴者/ちょうしゃ」
「聴者」の解説
「聴者」は、手話技能検定6級の手話です。
聞こえる、話せる人達という意味です。
「聴者」の動画
「聴者」の表現方法
- 右手の「人さし指」を立てて、耳の横に構えます。
- 左手の「人さし指」を立てて、口前に構えます。
- 両手の「人さし指」の指先を、2回顔に近づけたり離したりします。
- 両手の「親指、小指」を立てて、胸の前で構えます。
- 両手を振りながら、それぞれ左右に動かします。
手話単語「聾者/ろうしゃ」
「聾者」の解説
「聾者」は、手話技能検定6級の手話です。
耳と口をふさいで、どちらも不自由であることを表しています。
「聾者」の動画
「聾者」の表現方法
- 右手のひらで右耳をふさぐようにします。
- 左手のひらで口をふさぐようにします。
- 両手の「親指、小指」を立てて、胸の前で構えます。
- 両手を振りながら、それぞれ左右に動かします。
手話単語「難聴者/なんちょうしゃ」
「難聴者」の解説
「難聴者」は、手話技能検定6級の手話です。
聴者でもなく、聾者でもなく、境目(真ん中)にいる様子を表しています。
「難聴者」の動画
「難聴者」の表現方法
- 右手のひらを右に向けて、指先を上にし、顔を半分に切るようにします。
- 両手の「親指、小指」を立てて、胸の前で構えます。
- 両手を振りながら、それぞれ左右に動かします。