映画「聲の形」を、映画館まで観に行ってきました。
「聲の形」公式サイト
聞くところによると、タイトルにある「聲の形」の読み方が分からない人が、続出しまくっているらしい。
「聲」なんて漢字は見たことないですもんね。
それに拍車をかけているのが、Google先生です。
なぜなら、「蟹(かに)の形」や「贄(にえ)の形」で検索しても、検索結果として「聲の形」の公式サイトを表示させてしまうからです。
これだと間違ったまま覚えてしまうこと必至です。
この「聲」は「こえ」と読みます。
タイトルは「聲の形/こえのかたち」です。
「聲」の意味は、「声」と同じで、昔の古い漢字なだけです。
(現在使われている「声」に代わる1945年までは、「声」ではなく「聲」でした。)
作者の大今良時さんが、「聲」の漢字が「声」と「手」と「耳」が組み合わさってできているという説をきいて、「気持ちを伝える方法は、声だけではない」という意味を込めて、「聲」の漢字を使って、タイトルを「聲の形」にしたそうです。
元々人気者であった主人公「石田将也」が、転校してきた聴覚障がい者の女の子を、面白半分でいじめてしまい、その結果、因果応報として自分がいじめられる側に転落する事になります。
そして、人と上手くコミュニケーションを取る事ができなくなり、過去の罪悪感、後悔と懺悔に葛藤します。
「障がい」の有る無しはあんまり関係なく「人と人のコミュニケーション」をテーマとした内容です。
テレビなどで予告を観たりすると、恋愛要素があるように見えますが、あまり無いです。
少なくとも主人公の将也は、過去の罪悪感、後悔と懺悔に必死にもがいているので、そんな余裕はないです・・・。
リアルタイムでマガジンの連載を読んでいたので知っていたものの心にズシンとくる内容でした。
デートで観たりするのは、あまりオススメしません。
ちなみに、数量限定ですが、映画館まで観に行くと、来場者限定で書き下ろしの漫画をもらう事ができます。
硝子の母親の厳しさの理由を、かいま見る事ができます。
さて「声」「形」の手話は、以下の通りです。
手話単語「声/こえ」
「声」の解説
「声」は、手話技能検定3級の手話です。
喉を通って発声する様子を表します。
「声」の動画
「声」の表現方法
- 右手の「親指、人さし指」で、輪を作ります。
- 右手を喉からあごに沿って前に出します。
手話単語「形/かたち」
「形」の解説
「形」は、手話技能検定3級の手話です。
色々な形がある様子を表します。
「形」の動画
「形」の表現方法
- 両手の「親指、人さし指」を立てます。
- 両手を、目の前で、交互に上下に動かします。
「形」と同じ手話
- 「タイプ」