今日、聴覚障がい者の人がニュースになっていました。
東京の立川市に住む耳が聞こえない登山家「田村聡/たむらさとし」さんが、エベレストの登頂に成功したそうです。
エベレストに登頂した「聴覚障がい者」は、日本人としてだけでなく世界で初めてだそうです。
おめでとうとざいます。
田村さんは、世界最高峰へのアタックを、これまで2年連続2回挑戦して2回とも失敗していて、今年が3年連続3回目になります。
1回目は悪天候のせいで断念して、2回目はネパール大地震が起きたため断念。
これまでタイミングが運に恵まれず、途中リタイアして辛酸をなめていましたが、ついに成功しました。
ちなみに聴覚以外の障がい者では、これまでに4人成功しています。
1998年に、イギリスのトム・ホイッテーカーさんによる史上初の義足者の登頂。
2001年に、アメリカのエリック・ヴァイエンマイヤーさんによる史上初の全盲者の登頂。
2006年に、ニュージーランドのマーク・イングリスさんによる史上初の両足義足者の登頂。
2013年に、インドのアルニマ・シンハさんによる女性初の義足者の登頂。
全員超人ぞろいですわ。
耳にハンデを背負って、命の危険がある「登山家」なんて職業によくなれるなと思いましたが、田村さんは国内各地の高山で訓練を重ねて、雪崩などの音を耳で確認する事ができない代わりに、体全体で温度の変化や振動などを把握する能力を磨いたそうです。
この能力を磨きに磨いて完全にマスターして、42歳の時には、ヒマラヤ チョ・オユー(8,201m) 登頂に成功して、世界のろう者8,000m級登山の歴史に幕を開けました。
身体全体で感じるなんて、まるでブルースリーですね。考えるな!感じろ!
5月21日に田村さんが「聴覚障がい者」初の登頂を記録しましたが、すぐ後の5月23日に、「南谷真鈴/みなみやまりん」さんが今度は「日本人最年少」記録を更新(19歳)しています。
登山業界は、今すごくアツいのかもわかりませんね。
暖かくなってきたら、私も、エベレストとまではいきませんが、高尾山あたりに登山してみようかなと考え始めています。
いずれは富士山も登頂してみたいです。
さて「山」「歩く」「登山」の手話は、以下の通りです。
手話単語「山/やま」
「山」の解説
「山」は、手話技能検定6級の手話です。
山の形を表しています。
「山」の動画
「山」の表現方法
- 右手のひらを下に向けて、左から右へ山なりに動かします。
手話単語「歩く/あるく」
「歩く」の解説
「歩く」は、手話技能検定5級の手話です。
2本の指を足にして、テクテクと歩く様子を表します。
「歩く」の動画
「歩く」の表現方法
- 右手の「人さし指、中指」を立てて、下に向けます。
- 右手の「人さし指、中指」を、テクテクと歩くように動かします。
手話単語「登山/とざん」
「登山」の解説
「登山」は、手話技能検定3級の手話です。
「山/やま」+「歩く/あるく」の組み合わせです。
この場合の「歩く」は、山を登る必要があるので、描いた山に沿って動かします。
「登山」の動画
「登山」の表現方法
- 「山」を手話します。 https://youtu.be/8W-vHPLapHo
- 「歩く」を手話します。 https://youtu.be/SekRAOkZKGg