映画館「キネカ大森」に、映画を観に行ってきました。
キネカ大森は「名画座2本立て」として、1本分の料金で映画を2本立て上映してくれます。
値段がお得なだけでなくて、選んでいる人のセンスがいいのか、面白そうな組み合わせを作ってくれるので、良くチェックしています。
今日は、映画「エール!」を上映していたので、観に行ってきました。
周りの評判が良くて、ずっと観に行きたいと思っていましたが、なんやかんやあって結局観に行けず仕舞いだった映画なので、公式サイトで目にした瞬間にはもう映画館に向かって歩いていました。
フランスの田舎町で農家を営むベリエ家は、高校生の長女ポーラを除いて、父、母、弟が聴覚障がい者です。
ポーラは、家族と健常者との通訳をしながら家業を手伝っていますが、ある日学校の音楽クラスでその歌声の美しさを担当教師に見いだされて、パリの音楽学校のオーディション受験を勧められるのです。
しかし、ポーラの声が聴こえない家族は大反対します。
というよくあるサクセスストーリー。
どこかで見たことあるようなストーリー構成なのですが、「ろう」の家族が主人公です。
家族みんな手話を習得するために1日4時間×4か月かけて勉強したらしい。
違和感なく手話していたので、完全に体得していました。
しかも感情豊かで、雰囲気も「ろう」の人と比べても遜色ないくらい違和感がなかったです。
すごい。
コメディタッチ(随所に下ネタあり)で進行するのも良い。
笑わせておいて、最後はホロリとさせる定番の家族愛もので、良作だと思う。
また熱血漢のお父さんのセリフにもすごく良いのがありました。
「肌の色が違うのも、耳が聞こえないのも、同じ個性」という主張です。
このセリフから分かる通り「障がい」に対する悲壮感はまったく感じませんでした。
「障がい」についてネガティブに捉える人がいますが、この映画を観て価値観を変えてほしいと思います。
さて「応援(エール)」「聾唖」「家族」の手話は、以下の通りです。
手話単語「応援/おうえん」
「応援」の解説
「応援」は、手話技能検定の対象外の手話です。
旗を振って応援する様子を表します。
「応援」の動画
「応援」の表現方法
- 両手を握り拳して、右手の下に左手をくっつけます。
- 両手で、旗を振るように左右に振ります。
- 「助ける」を手話します。 https://youtu.be/UYjJzu0GJHs
手話単語「聾唖/ろうあ」
「聾唖」の解説
「聾唖」は、手話技能検定の対象外の手話です。
耳と口が不自由である様子を表します。
「聾唖」の動画
「聾唖」の表現方法
- 右手のひらで右耳をふさぐようにします。
- 左手のひらで口をふさぐようにします。
手話単語「家族/かぞく」
「家族」の解説
「家族」は、手話技能検定6級の手話です。
1つの家に住む男女という意味を表します。
「家族」の動画
「家族」の表現方法
- 「家」を手話します。 https://youtu.be/gq0oDHsAI2g
- 左手の形はそのままで、右手の「親指、小指」を立てて、左手の下で構えます。
- 右手を揺らしながら、右へ動かします。