またもや先日の飲み会で面白い話を仕入れたので、記事に残しておこうと思います。
手話単語は、地域によって表現が違ったりしますが、実は時代の流れで変化していったモノもあるようです。
例えば「葛飾区/かつしかく」の手話が、昔と今では表現方法が大きく変わっています。
「葛飾区」の手話は、元々は注射を刺すような表現でした。
これは葛飾区に住んでいたろう者が注射器を作っていたことが理由です。
ただ諸説があって、区役所の近くに都内でも数少ない血を売ることができる日本赤十字病院があった為、とも言われています。
しかし、普通の感覚だと注射器の印象はあまりよくありません。
注射そのものも痛いものですし、覚せい剤を想像する人もいます。
なので最近では、「か」と「く」で表現するようになりました。
ちなみに「か」で「葛飾」を表していますが、名詞を指文字で表現することはさほど珍しい事ではありません。
表現というよりも省略という意味のほうが正しいかもしれません。
その会話の中でのみ省略することが多いです。
さて「葛飾区」「新しい」「古い」の手話は、以下の通りです。
手話単語「葛飾区/かつしかく」①
「葛飾区」の解説
「かつしか」は、手話技能検定の対象外の手話です。
葛飾区に住んでいたろう者が注射器を作っていたことが由来です。
注射器はあまり良い印象ではない為、使う人は減ってきています。
「葛飾区」の動画
「葛飾区」の表現方法
- 右手の「人さし指、中指」をやや曲げて、注射器を持つようにします。
- 右手の「親指」を使って、左腕に注射するようにします。
手話単語「葛飾区/かつしかく」②
「葛飾区」の解説
「葛飾区」は、手話技能検定の対象外の手話です。
指文字「か」+「区/く」の組み合わせです。
「葛飾区」の動画
「葛飾区」の表現方法
- 指文字「か」を手話します。
- 「区」を手話します。 https://youtu.be/cU-IAafSo-o
手話単語「新しい/あたらしい」
「新しい」の解説
「新しい」は、手話技能検定5級の手話です。
新芽が咲く様子を表します。
「新しい」の動画
「新しい」の表現方法
- 両手の「五指」をすぼめます。
- 両手を素早く開くようにして、下に動かします。
手話単語「古い/ふるい」
「古い」の解説
「古い」は、手話技能検定5級の手話です。
漢字の形が「口/くち」の上に「十/じゅう」がある事から、鼻に「十」で表すようです。
「古い」の動画
「古い」の表現方法
- 右手の「人さし指」をやや曲げて、鼻を少しコスるようにします。