今回は「疑問詞」について語っていきます。
「なにそれ?」
「何でそれ選んだの?」
「何処で買ってきたの?」
普通に会話している中で、いくらでも出てくる「質問」です。
これは、手話でも問題なく表現することができます。
しかし、手話で「質問」する場合、文法が少し特殊です。
特殊というほどでもないかもしれませんが、日本語と「疑問詞」の位置が違います。
例として「何処で買ってきたの?」を挙げて比較すると、以下のようになります。
<例1>
日本語 : 何処で、買ったの?
手話 : 買う、何処?
<例2>
日本語 : コーヒー、紅茶、どちらを飲む?
手話 : コーヒー、紅茶、飲む、どちら?
基本的に「疑問詞」が語尾にまわります。
(一部例外もあります。)
語尾でなく途中に出てきても、何が言いたいか分かることがほとんどですので、通じるっちゃ通じます。
難度も間違えつつ、徐々に慣れていくようにするのが良いのかなと思います。
さて「何?」「意味」「何故?」「何処?」「どっち?」の手話は、以下の通りです。
手話単語「何?/なに?」
「何?」の解説
「何?」は手話技能検定6級の手話です。
手話する際に、首を傾げたりするとグッドです。
「何?」の動画
「何?」の表現方法
- 右手の「人さし指」を立てて、指先を左右に揺らします。
手話単語「意味/いみ」
「意味」の解説
「意味」は、手話技能検定4級の手話です。
物事の下にある、根本的なところを意味しています。
「意味」の動画
「意味」の表現方法
- 左手のひらを下に向けて、指先を右にします。
- 右手の「人さし指」を立てて、左手の下から前に出します。
「意味」と同じ手話
- 「理由/りゆう」
手話単語「何故?/なぜ?」
「何故?」の解説
「何故?」は、手話技能検定5級の手話です。
「意味/いみ」×「何?/なに?」の合体技です。
「何故?」の動画
「何故?」の表現方法
- 左手のひらを下に向けて、指先を右にします。
- 右手の「人さし指」を立てて、左手の下から前に動かします。
- 左手の形はそのままで、右手の「人さし指」を左右に揺らします。
手話単語「何処?/どこ?」
「何処?」の解説
「何処?」は、手話技能検定6級の手話です。
「場所/ばしょ」+「何?/なに?」の組み合わせです。
「何処?」の動画
「何処?」の表現方法
- 「場所」を手話します。 https://youtu.be/slUsF2g6dXA
- 「何?」を手話します。 https://youtu.be/GiZG1Rg_vZI
手話単語「どちら?」
「どちら?」の解説
「どちら?」は、手話技能検定5級の手話です。
左右の二択であることを意味しています。
「どちら?」の動画
「どちら?」の表現方法
- 両手のひらを前に向けて、「人さし指」を立てて、交互に上下に動かします。
「どちら?」と同じ手話
- 「どっち?」