今日は「魔滅(まめ)」をまいて、邪な鬼を追い出す日「節分」です。
毎年めんどくさいなと思いつつめっちゃ豆をまいていたのですが、なんと「ワタナベ」姓の人は豆まきをする必要がないらしいです。
平安時代まで遡るのですが、「酒呑童子」という強い鬼が、たくさんの鬼を連れて京都を荒らし回っていました。
事態を重く見た帝は、源頼光に征伐を命じます。
源頼光は、頼光四天王と共に見事酒呑童子を倒すのですが、酒呑童子の一番の舎弟である「茨木童子」に逃げられてしまいます。
(この時、片腕を頼光四天王の筆頭である「渡辺綱/わたなべのつな」が切り落としています)
後日、腕を取り戻すべく茨木童子が奇襲をかけてくるのですが、一騎打ちで渡辺綱に敗れます。
敗れた茨木童子は、肉親の情につけ込む偽計を用いて自分の腕を取り戻した後、京の都から永遠にその姿を消してしまいます。
倒された酒呑童子にはもう語る口がないので、逃げた茨木童子が「ワタナベはごっつ強い」というようなことを鬼の間で広めたようで、豆まきをしなくても、姓が「ワタナベ」というだけで豆まきをしたのと同じ効果が得られるようです。
さて「節分」「鬼」「外」「福」「内」の手話は、以下の通りです。
手話単語「節分/せつぶん」
「節分」の解説
「節分」は、手話技能検定の対象外の手話です。
豆まきの升/ますを持って、豆をまく様子を表します。
「節分」の動画
「節分」の表現方法
- 左手のひらを上に向けて、指先を右に向けます。(豆まきの升を持つようにします。)
- 右手で左手の上から豆をまくようにします。
手話単語「鬼/おに」
「鬼」の解説
「鬼」は、手話技能検定の対象外の手話です。
2本の角が生えている様子を表します。
「鬼」の動画
「鬼」の表現方法
- 両手の人さし指を立てて、頭に乗せます。
手話単語「外/そと」
「外」の解説
「外」は、手話技能検定3級の手話です。
内側から外側に出ていく様子を表しています。
「外」の動画
「外」の表現方法
- 左手のひらを自分に向けて、指先を右にします。
- 右手の「人さし指」で、左手とお腹の間を指さします。
- 右手の「人さし指」で、左手より前を指さします。
手話単語「福/ふく」
「福」の解説
「福」は、手話技能検定の対象外の手話です。
幸せの象徴であるひげを表します。
「福」の動画
「福」の表現方法
- 右手であごをつまむようにして、2回なでおろします。
「福」と同じ手話
- 「幸福/こうふく」
- 「幸せ/しあわせ」
手話単語「内/うち」
「内」の解説
「内」は、手話技能検定2級の手話です。
内側にあるんだぜ、ということを表します。
「内」の動画
「内」の表現方法
- 左手のひらを自分に向けて、指先を右にします。
- 右手の「人さし指」で、左手とお腹の間を指さします。
「内」と同じ手話
- 「内容/ないよう」